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2006年 01月 26日
だいぶレビュー書かないといけない本がたまってもうた。
いかんね。 「 近代国家日本は、いつ何のために、創られたのか。「新しい歴史教科書をつくる会」、自衛隊の海外派兵、テポドンや国際テロの脅威…。否応もなくナショナリズムを自覚せざるをえない時代状況の中にある我々が、もっとも根源的なところから問題を捉えなおすために、日本ナショナリズムの起源と諸相を十冊のテキストを手がかりとして網羅。「思想史」をいまここで使える道具箱へと変貌させる野心作。 浅羽 通明 1959年神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒業。みえない大学本舗主宰。早稲田大学・法政大学講師 」 そもそも確かアナーキズムの本を読もうと思って大学で探したらなかったんだった。そして未だにアナーキズムについては読んでいない。 今調べて初めて知ったけど、僕が読もうと思ってるアナーキズムの本もこの本の作者が書いてた。 これもう12月に読んだ本だから感想書くのもぶっちゃけつらいんだけど、12月は右とか左とか、国家主義とか民族主義だとか天皇だとかについて考えた月だった。 ほんとに今の右翼、左翼とかって複雑な形成をなしていて、どこがどういう主張を持っているかって分かりづらい。 たぶん普通の人って右翼=危ない、って印象持ってるだろうけど、左翼でも危ないのはたくさんいるんだよね。 早稲田のカクマルは新左翼団体だし。 なぜ右翼=危ないっていう流れになったのか。 それはまず右翼団体が実際に銃なんかを持っていて武装したヤクザと変わらないのは一因だと思う。 ただ、時代的に右を抑圧する流れっていうのがあった。 大戦後の日本はそれ以前の歴史を全て否定する運動に出るわけです。 二次大戦を引き起こしたのは、危ない国家主義のせいだって誰もが学校で習ったでしょう。 でも何を持って戦争が危ない、やってはいけない行為だと言えるのか。 はっきり言って戦争の無かった時代なんてないし、戦後日本が追い掛けたアメリカは今だに戦争をしている。 何が正しいのでしょう。 僕は戦争中の事を何から何まですべて否定っつーのはどうかと今は思っている。 否定だけで目を背けたら何も得るものも無いしね。 まぁ、そういう歴史があって、今だに日本は右=危ないって認識を持っている。 そういう流れにあった、戦後にはマルクス主義に狂信した学生が闘争を起こす。 これまた単純には言えないけど、おおまかに言うとマルクス主義は左の旗手です。 今でも日本は左的空気の流れる国です。 朝日新聞はものすごい左。 最近気付いたけど、靖国参拝に対する中国からの批判に対する記事でだいたいどっちか分かるね。 朝日は常に参拝をやめろ、しか書かない。 単純至極。 でもここ最近はだんだんとまた全体的に右へ流れてきているなぁ、と思う。 また日本経済が良い方向に動いていって、国民に自信が付くと同時に、「日本地図」とか「日本風土記」とかって本が書店に増えた。谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」が編集しなおして、新しく出ていたのにはびっくりした。しかも内容ほとんど変わらない。 つまり今ってのは、国民はみんな日本について知りたがっているって事。 これって、ここ十年くらいの歴史で言えば、すごく珍しい事なんじゃないかと思う。バブル崩壊後の不景気の中では西洋追従主義が横行して誰も日本に目を向けなかったもんね。 この流れは、民族主義、国家主義に繋がる姿勢だと思う。 小泉さん効果も大きいと思うな。 僕自身はどっちに流れても嫌だけど、心の底はやはりすごく右な人間なんじゃないかと思う。司馬遼太郎が大好きなのもその現れだろう。 武士道を小さい頃に叩き込まれているから、その影響もあるのかな。 でもさ、海外行ったりすると、またほんのり左になったりして、揺れるよね。 全く持って分からない。 今のくらいの日本好きはいいけど、もっともっとそれが大きくなって大国批判とか日本中がし出したらそれはまた不健康な事だと思う。 今でも中国批判はすごいしね。 右、左ってよくよく考えて行くとすごく自分の足場を考える行為に繋がると思う。 もうちっと、この辺の事は真面目に考えて行きたいなぁ。
by wato8282
| 2006-01-26 17:55
| 本
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