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2006年 10月 01日
どうも、人に何かあげる時、何も思い浮かばないと本を上げる事が多いです。
その人の人となりを知ってれば一番いいものがあげられる気がする。 というか、それ以外の物だと自分にセンスがないせいですが、、、(笑) って事で僕が人にプレゼントしたくなる本を紹介。 エレンディラ ガブリエル ガルシア・マルケス (著) 鼓 直 (翻訳), 木村 栄一 (翻訳) 「コロンビアのノーベル賞作家ガルシア=マルケスの異色の短篇集。“大人のための残酷な童話”として書かれたといわれる6つの短篇と中篇「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」を収める。 」 神話からモチーフを取ったというこの本。 そうとう際どいラインの世界。 僕はこういう世界大好き。 短編なので人に上げても読みやすいだろうしね。 ただ、結構残虐なシーンもあるので、読む人を選ぶかも。 神話の中の残虐さを「美しさ」と捉えられる人にはお勧め。 センス・オブ・ワンダー レイチェル・L. カーソン (著) Rachel L. Carson (原著) 上遠 恵子 (翻訳) 「 本書で描かれているのは、レイチェルが毎年、夏の数か月を過ごしたメーン州の海岸と森である。その美しい海岸と森を、彼女は彼女の姪の息子である幼いロジャーと探索し、雨を吸い込んだ地衣類の感触を楽しみ、星空を眺め、鳥の声や風の音に耳をすませた。その情景とそれら自然にふれたロジャーの反応を、詩情豊かな筆致でつづっている。鳥の渡りや潮の満ち干、春を待つ固いつぼみが持つ美と神秘、そして、自然が繰り返すリフレインが、いかに私たちを癒してくれるのかを、レイチェルは静かにやさしく語りかけている。 そして、レイチェルが最も伝えたかったのは、すべての子どもが生まれながらに持っている「センス・オブ・ワンダー」、つまり「神秘さや不思議さに目を見はる感性」を、いつまでも失わないでほしいという願いだった。そのために必要なことは、「わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる」ことだという。本文中に挿入されているメーン州の海辺、森、植物などをとらえた写真も美しい。『沈黙の春』と同様、読者の魂を揺さぶらずにはおかない1冊である。」 沈黙の春のレイチェル・カーソンの遺作。 美しい写真とレイチェルのロジャーに対する優しい目線に癒される。 「環境」という言葉を強烈に世界に対して意識させた彼女が子供に伝えたかった事。 それは現代で失われつつあるものです。 子供のいるお母さんや、今から結婚する人たちなんかに贈りたい。 星の王子さま サン=テグジュペリ (著) Antoine de Saint‐Exup´ery (原著) 河野 万里子 (翻訳) 「砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった…。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後六十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。 」 う~ん、またもやamazonレビュアーが全員五つ星を付けてる作品発見です。 しかもプレゼントに使ってる人も多いみたい。 もし、持ってない人がいたら僕も全員に贈りたい。 何も考えずに「グッ」と来たい時によく読み返します。 言葉が胸の中で生きてくる。 人類最古の哲学―カイエ・ソバージュ〈1〉 中沢 新一 (著) 「神話を学ばないということは、人間を学ばないということに、ほとんど等しいかと思えるほどなのです――(本書より) 宇宙、自然、人間存在の本質を問う、はじまりの哲学=神話。神話を司る「感覚の論理」とは?人類分布をするシンデレラ物語に隠された秘密とは?宗教と神話のちがいとは?現実(リアル)の力を再発見する知の冒険。 この一連の講義では、旧石器人類の思考から一神教の成り立ちまで、「超越的なもの」について、およそ人類の考え得たことの全領域を踏破してみることをめざして、神話からはじまってグローバリズムの神学的構造にいたるまで、いたって野放図な足取りで思考が展開された。そこでこのシリーズは「野放図な思考の散策」という意味をこめて、こう名づけられている。――「はじめに カイエ・ソバージュ(Cahier Sauvage)について」より 」 神話や民話に少しでも興味ある人には是非勧めたい本。 シンデレラから人類を紐解いて行きます。 僕にとってバイブル。 だから人に勧めたいだけかも(笑) 相当人は選ぶけど、こんな良著は中々ないです。 僕はかなり道が拓けた気がした。 一千一秒物語 稲垣 足穂 (著) 「足穂コレクション刊行開始!V感覚もP感覚も畢竟するところA感覚へと収斂するものである―。宇宙的郷愁と機械美への憧憬とダンディズムに充ちた独特な作品群は情感主義的な日本文学風土を超えひときわ異彩を放つ。本巻には処女出版の代表作『一千一秒物語』をはじめ、「第三半球物語」「私の耽美主義」「オードヴル」「水晶物語」「彗星倶楽部」「月光密輸入」などの初期作品を収録する。 」 とりあえず、間違いなく他にはない本。 日本文学界に孤独に大きく瞬いています。 どういう経緯でこんな本が出来上がったのか、分からない。 雰囲気だけで物語は進んでいくんだけど、その物語自体が破綻してる。 こういう際の際にいる作品が好き。 だって、絶対に現実世界には見る事は出来ないものだもん。 でも、その雰囲気は身に残ってるもので例えば東京の工業地帯のオレンジ色の光なんかを眺めると足穂を思い出す。 これは誰にでもお勧めしたい本。 ってまぁこんな感じでしようか。 プレゼントしたいものって結局その人も好きなものだからきっと人格表れるんだろうな。 ここに上げたの間違いなく自分の趣味だもの(笑)
by wato8282
| 2006-10-01 15:33
| 日記
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