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2005年 11月 08日
「 「さすらう」「いさよう」「たゆとう」…。 “移動”を表すにも言い分けが必要だ。 45の基本動詞から、さかのぼり、派生する、多彩な類語の使い分け。 〈動詞〉という鉱脈に、魅力ある日本語を掘り起こす。 する—根源をなす行為と現象 [できる]—物の発生が原点となって [無くなる]—自己を超えた無常の支配 [ある]—主観によって変わる存在の有無 [集まる]—集団への欲望 [働く]—そのものの機能が動き出す [渡る]—広漠とした海を行き進む [困る]—世の中の掟に従って〔ほか〕 」 最近、講談社新書シリーズが好き。 こ難しい本ばっか読んでたら頭パンクしそうになってきたので、ここ一月くらいはゆるく。 新書はほんと、ちょっと気になった事があったりして、それについて探そうと思うとだいたいあるからすき。 以前知り合った人とメール交換した時にこんな文章があった。 「 ”たまたま”とは、偶然や必然性を持ち出すまでもなく 「魂・たま」と「魂・たま」が出会う、その瞬間である。 」 「だから祐次君と僕が知り合ったのも単なる偶然じゃないかもしれないね。」 って。 素敵すぎ。 これ読んでから日本語の語源は気になりだしました。 今回は動詞編。他に名詞編、形容詞・副詞編があるようなので読んでみようと思う。 例えば、「知る」の語源の中に「痴れ者」の知るがあるって知ってますか? 元々は「領る」(これでシルと読む)から来てるらしく、とにかく存分に欲しいままに出来る事が「しる」なんだそう。 だから、逆に何物かに心が占領され支配されると「痴れ者」となるらしい。 他にも単純に「死ぬ」の類義語が日本語は豊富なのにも驚いた。 「蘇る」「逝く」「亡くなる」「隠れる」「みまかる」「絶え入る」「こと切れる」「くたばる」「崩ずる」「こうずる」「卒する」「没する」「入寂する」「瞑する」「往生する」「殉ずる」「横死する」 多すぎ無いですか? 世界的に見てもこの量はまずないらしい。 そして「おしゃかになる」。 もちろん意味は駄目になるって意味なんだけど。 これって 「お釈迦になる」 って書くのね。普通知られてるのか分からないけど、僕はびっくりしました。 「お陀仏になる」などと同じように仏教の影響らしい。 単語の意味を知ってるとただ話してるだけでも、なんだか楽しくなってきます。 その裏に微妙な真理、歴史が潜んでるので。 日本語は本当に難しい、奥の深い言語です。
by wato8282
| 2005-11-08 20:39
| 本
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